車検・カーライフに関するお役立ち情報
そもそも車検とは?

カーライフを送る上で、切っても切れないのが車検(継続検査)。
道路運送車両法によって義務づけられている、いわば「クルマの定期検診」です。
内容は時代とともに変化しており、現在、自家用乗用車の場合、新車登録から3年、以降2年ごとに車検を受ける必要があります。
検査項目は多岐にわたり、主な箇所をあげると、ライト、タイヤ、ブレーキ、エンジン、マフラー、各種オイル、シートベルト、ミラー、各種スイッチ、メーター類など。
これら検査箇所に問題がなければ、新しい車検証(自動車検査証)と検査標章(フロントウインドウに貼るステッカー)が発行され、
公道を走ることができます。もしひとつでも不具合があったり、劣化や改造などによって保安基準に適合していなければ不合格、つまり公道を走ることができません。
身近な例を挙げるとタイヤの残り溝が1.6mm未満だと不合格。
また飛び石などでフロントガラスにヒビが入っている場合、直ちに運転に支障がなくても大きさによっては不合格になります。

車検の目的は、大きく3つあります。
まず検査でクルマの安全性能および環境性能を確認すること。
2つ目は、自動車重量税と自賠責保険料を回収すること。
3つ目は、それら手続きを車検という制度に集約し、ひと目で「合法なクルマ」であることをわかるようにすること。
毎年5月頃に納める自動車税の納税証明書がないと車検を受けることができないのは、そうした目的があるからです。
ただし車検そのものは、あくまで最低限の基準を満たしているかどうかを確認する検査であり、故障を予防するためのものではありません。
検査とは別に、しっかりとした整備、必要に応じて修理や部品を交換することが求められます。
車検の料金が、車検を請け負う事業者ごとに違うのは、そういった整備や手間によるところが大きいと思っていいでしょう。
重量税などの法定費用はどこで車検を受けても変わりません。